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くみひもの魅力

くみひもはその美しさと丈夫さから、 甲冑や兜、刀の装飾、茶器の飾り、帯締めと日本を代表する工芸品として、国内で独自の進化を遂げていきました。 そして現代においても、用途や色使いはさらに広がりを見せ、アニメに取り上げられるなど、日本を代表する伝統技術として認められるまでになりました。 いつの時代も、私たちのおしゃれ心をくすぐり続ける、くみひもには不思議な魅力があるのです。

組台とは

くみひもを組むための台のことで、代表的なものには4種類あります。

丸台

上板が丸くなっている台で、角台とともにくみひもの代表的な組み台です。
おもりに素材となる糸を巻き付け、糸を入れ替えながら組んでいきます。

角台

四角い台板と滑車のついた柱からなる組み台です。丸台は組みあがりの紐が下に伸びていくのと違い、角台は上に組みあがっていくため、確認しながら組み進めていくことができます。

綾竹台

約40㎝角の木枠で、手前に矢羽根型の切り込みを入れた板があるのが特徴です。
へらで打ち込みながら組んでいくので、伸びが少なく、薄くてしっかりした紐ができるのが特徴です。

高台

畳半分ほどの大きさで、高さがあるのでいすなどに腰かけて組んでいきます。綾竹台と同様、へらを用いて組んでいきます。江戸時代に考案された台で、複雑な柄だしができるのが特徴です。

生徒さんの声

通い始めたきっかけや組紐を通して広がる楽しさについて、お話いただきました。

  • 「アットホームな教室です」

    H.Sさん

    アニメで組紐を知り、自分でも作れるかな?と思い、何ヶ所か組紐を習得できるところへ見学に行きました。ハクビに決めた一番の理由は「アットホームな雰囲気」。先生はもちろん、教室の方たちもとても親切にして下さり、初めてという事を気にしないで組紐に集中できました。ずっと続けて行きたいです。

  • 「自分のための楽しみを見つけたい」

    K.Hさん

    子育ても一段落し、自分のために何か楽しみを見つけたいと思いました。昔、母が組紐を組んでいた光景を思い出し、ハクビくみひも教室の1日体験に行ってみました。2時間で正絹の帯締めが完成し、感動。初めて組んだとは思えない美しさでした。これからも色々な種類の紐を組んでいきたいです。脳を使うので認知症予防にもなるかな?などと期待しています。

  • 「日本の伝統文化を習得したい」

    A.Jさん

    日本に来て5年になります。言葉も少しずつ話せるようになりましたが、帰国前に何か日本の伝統文化を一つ習得したいと考えました。私の国は冬が長く、家でできる趣味が良かったので組紐を選びました。もちろん着物は着られませんが、完成品はネックレス、ベルト、タッセルなど帯締以外にも仕上げる事ができました。
    教室に毎週は通えていませんが、丁寧な教科書がありましたから家でも組む事ができて良かったです。

講師からのメッセージ

  • 菊池 清子先生

    日々の充実と生涯の目標

    組紐は今、日本ばかりでなく海外でも高い関心が寄せられています。
    当学院では伝統的な組紐からアクセサリー、小物に至るまで、多様化する需要にお答えすべく、日々研究を重ねてきました。
    伝統組紐の充実したカリキュラムは無限の創作活動へと繋がります。
    私自身も組紐の奥深さに魅せられて、いつの間にか50年。
    日々の充実と生涯の目標と決めた心は揺るぎません。

  • 星野 寿枝先生

    笑顔溢れる仲間とともに

    伝統工芸「組紐」は時代の変化に合わせて受け継がれている数少ない手工芸の一つです。教室はアットホーム、組む時は一心不乱。休憩中は笑顔で語る仲間たちがいます。
    帯締めからアクセサリー、インテリアなどに応用して個性豊かな作品作りを目指して頑張っています。
    始めるのに早すぎるも遅すぎるもありません。興味を感じた今がその時です。
    自分に合った、一生続けられる趣味との出会いを体験してみてください。

  • 吉野 静子先生

    脳の活性化と伝承

    組紐は指先を使いながら1本1本、絹糸で組み上げていきます。柄が出来上がってくると心が躍り、まだまだ頑張るぞという創作意欲が湧いてきます。指先を使うことで脳の活性化にも繋がっているからでしょうか。
    伝統工芸を学び、伝えていくことの大切さを皆さんと分かち合いながら、授業を進めていくことが何よりの喜びです。